世の潮流に乗って遅ればせながら、今回のお仕事で初めてCSSフレームワークを使うことになりました。
これまではズーッと
「CSSやJavascript駆使して、何だって自前で作ればいいじゃん。」
という考えだったのですが、改めることにしました。
今回使うのは、Bootstrap(http://getbootstrap.com/)とadminLTE(http://almsaeedstudio.com/)。
BootstrapはメジャーなCSSフレームワークでスマートフォンなどにも対応したレスポンシブデザインになっています。最近ではレスポンシブは当たり前になってきましたね。
BootstrapはFoundationと並んでCSSフレームワークとしてはスタンダードとなりつつあるようです。
さらに今回は、業務系WEBシステムの管理画面を作るのですが、そのためにadminLTEを使用します。
adminLTEはBootstrap3をベースに開発された管理画面向けのCSSフレームワークで、Bootstrapはボタン、リスト、アコーディオン、メニュー、ページネーション、などなど、基本的なユーザーインターフェースのパーツがたくさん装備されているのに対し、adminLTEはさらに、グラフやチャート、表、メーラー、ダッシュボードなど管理画面の用途に合わせた部品も充実しています。
cssフレームワークを使うことのメリットは、
・自前で作成する必要がないので開発工数がその分少なくてすむ
(多少の学習コストは必要ですが。)
・ちゃんとしたデザイナーさんが確保できない場合などでも、
ばらつきのない統一されたデザインで、それなりに美しくて使い勝手の良いUIを構築できる
といった点かなと思います。
デメリットは、
・デザインがフレームワークの域から脱することができない(カスタマイズが必要)
ということかと思います。
プロジェクトで採用する時は、サポートするブラウザ環境については前提を置いた方が良いですね。
BootstrapはインターネットエクスプローラーのVer.8からVer.11をサポートしています。ただし、IE8やIE9では一部のCSS属性やHTML5エレメントに対応していないものがあるため、その場合はRespond.jsを入れて対応する必要があります。
adminLTEは、Readme.txtにこうかかれています。
Browser Support: ---------------- - IE 9+ - Firefox 5+ - Chrome 14+ - Safari 5+ - Opera 11+
どうでしょうね。業務系のWEBシステムの場合、IE9+が条件になるとちょっと引っかかりますかね。
諸々事情があって業務で使うブラウザは古いIEという企業様って結構多いですからね。
お客様には、開発工数が少なくて済むのでIE9+を使ってもらえませんか、と説得できるかが重要ですね。
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