IE6の最終(SP3)サポート終了予定は2014年4月8日に終了が予定されている。
SP2やSP1は疾うにサポートを終了し、マイクロソフトのサイトからもIE6はSP3さえダウンロードできないようになっているらしい。
Googleのレスポンシブ・デザイン推奨はIE6が対応していないCSS3を前提としているし、
先日見たGoogle Map Javascript API v3の移行ドキュメントにも、
“Added support for several modern browsers and mobile browsers. Support for Internet Explorer 6 has been removed.”
「いくつかのモダンブラウザとモバイルブラウザのサポートが追加され、IE6のサポートは対象外となりました。」
と記載されているのを発見。最近この手のGoogleのドキュメントを見ていなかったけど、どうやら巷ではIE6は眼中にない感じですね。
WEBの作り手側としてIE6はもう考えなくていいのか、を少し検証したいと思います。
実際に私が運営に携わっているコンテンツ系のサイトのブラウザ利用状況を見てみます。
画像はGoogleアナリスティクスのキャプチャです。
上の円グラフはアクセスユーザー全体のブラウザの分布(2012/01/01 ~ 2012/12/17)
下の円グラフはそのうち、1位のInternet Explorer についてのバージョン別の分布(2012/01/01 ~ 2012/12/17)
です。
ちょっと画像が小さかったですが、まず上のブラウザ別では
1. Internet Explorer | 57.69%
2. Android Browser | 17.86%
3. Safari | 12.91%
4. chrome | 5.09%
5. Firefox | 3.59
6. Mozilla Compatible Agent | 1.23%
7. Safari (in-app) | 0.69%
8. Opera | 0.42%
9. DoCoMo | 0.12%
…..
という状況でした。
そして、1位の Internet Explorer の バージョン別の分布では、
1. 9.0 | 47.29%
2. 8.0 | 38.97%
3. 7.0 | 8.82%
4. 6.0 | 4.85%
5. 10.0 | 0.07%
6. 5.5 | 0.01%
…..
という状況でした。
このサイトのケースで行くと、今年1年間でIE6からアクセスがあったのは、全体に対して
57.69% × 0.0485 ≒ 2.80%
ということになります。
全体の2.8%をすくうか否か、、、といったところです。
ブラウザ全体では、8位のOperaでさえ0.42%ですから、Operaをサポートするくらいなら 2.80% のIE6もサポートすべきか。
これからもっとIE6の利用は減っていくでしょうから、作り手側の負荷が問題になるようなケースであれば、もうIE6のことは忘れてもいい状況かもしれません。
サイト内コンテンツの性質によって、このあたりの統計は変わってくると思いますが、ある程度目安になればと思います。
コメントを残す